もりもりです。
鶏むね肉は低脂肪ですごくヘルシーなお肉です。
そのうえ、うまみ成分もたっぷりつまっています。
ただ、パサパサしていて、 鶏もも肉と比べるとジューシーさが少ないです。
鶏むね肉のうまみ成分を引き出し、おいしく変身させるためのコツがあるのです。
安くて、うまくて、ヘルシーな、鶏むね肉を美味しく変身させる調理法を紹介します。
最後まで読んでくださいね。
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美味しさを生かせないのは水分が逃げやすいから!
鶏むね肉は筋肉の膜が薄いので、水分が逃げやすいんですね。
調理した鶏むね肉の味がもも肉に比べ、劣っていると感じる最大の理由は、
「パサパサ感」があるからです。
加熱で失われる水分量を比較すると、その量はほぼ同じなのですが、もも肉とむね肉では、その水分に含まれる成分に違いがあるのです。
鶏もも肉の肉汁に脂が多く含まれていたのに対して、鶏むね肉からでたものは、ほとんどが水分です。
うまみ成分の多くは水分に含まれているのです。
水分とうまみ成分の両方を同時に失うため、鶏むね肉の加熱料理は難しいのです。
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なぜ鶏むね肉の水分は失われやすいの?
鶏(15週齢のブロイラー)のむね肉の筋肉構造を見てみると、筋肉を束ねている膜が、
鶏もも肉に比べて薄いのです。
鶏もも肉では厚い膜で、しっかり保持されている水分を、鶏むね肉の薄い膜では保つことができません。
肉の繊維のパサパサした食感が、「おいしさ」を打ち消していたのです。
私たちが何かを食べると、舌にある味覚受容体が味の情報を感知し、脳に伝達します。
そして、脳の味覚皮質という部位で、「おいしい、まずい」が判断されます。
ところが、じゃまをするものが出てくることがあります。
それは繊維です。
ほぐれた繊維がかみ切れずに口の中に残ってしまいます。
あの、パサパサした食感です。
実は、嫌な食感も味を判断する同じ脳の部位に伝わるため「おいしい」が打ち消されてしまい、「まずい」と感じてしまうと考えられています。
鶏むね肉が「おいしくない」と思われているのは、加熱で水分が減ることに加えて、食感の悪さも原因になっているのです。
したがって、鶏むね肉をおいしく食べるには下ごしらえとして水分を補うことと、繊維を短く断ち切って食感をよくするようにすれば良いのです。
鶏むね肉は、うまみ成分を多く含むお肉!
お店では値段は圧倒的に、鶏むね肉のほうが安いのに、鶏もも肉のほうが人気があります。
その理由は?
鶏もも肉のほうが美味しいから、鶏むね肉はパサパサしていて美味しくないからという答えが多いです。
本当にむね肉は美味しくないの?
うまみ成分をほかの肉と比べてみました。
すると驚くことに、鶏むね肉にはうまみ成分のイノシン酸がたっぷりと含まれていたのです。
さらに、うまみ以外にも多くの魅力がむね肉にはあるのです。
それは、脂肪が少なくヘルシーな食材であるということです。
疲労回復効果が期待されている「イミダゾールジペプチド」という成分まで、ダントツに多く含まれています。
まとめ
鶏むね肉はダイエットに最適な食材なんですね。
ヘルシーで、疲労回復効果が期待されている「イミダゾールジペプチド」も豊富に
含まれています。
あとは、美味しく食べれるように工夫すればいいだけです。
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