ゴボウは好きでもなければ、嫌いでもないという人は多いと思います。
それほど、こだわりのない野菜ですよね。
しかし、食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の改善にはいいようですね。
ゴボウはキク科の1~2年草です。
日本古来の野菜ではありません。
ヨーロッパや西アジアに自生していたものが中国経由で渡来したといわれています。
江戸時代くらいから品質改良が進み、現在のゴボウになったようです。
ゴボウは、食物繊維や腸内細菌を増やすオリゴ糖、カリウム、抗酸化物質のポリフェノールを多く含むことから、健康に良い野菜として注目されています。
そんな、ゴボウの栄養素と効果は?
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ゴボウの皮と外側の細胞は栄養素がたっぷりと含まれている
ゴボウの皮をむいて料理する人はすごく多いと思います。
しかし、和食の世界ではゴボウの皮は大切にされ、皮も使った料理もあるそうです。
泥付きのゴボウでも、表面をたわしなどを使って洗うときれいになります。
ゴボウは、水を吸い上げる導管の外側と内側では細胞の構造が異なっています。
内側の細胞は細長く細胞膜が厚くなっています。
これはゴボウの体を支えるための古い細胞で、硬くてうまみも少ないです。
逆に導管の外側の細胞は丸くふくらんでいます。
外側は代謝のための細胞で、細胞膜も厚く、アミノ酸やたんぱく質など、うまみ成分がたっぷり含まれています。
つまり、ゴボウは内側よりも、外側の皮に近い部分がうまみも栄養も豊富な野菜なのです。
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ゴボウの効果は?
あまり知られていないゴボウの効果に、くさみを消す働きがあります。
かなりのにおいのする、くさやをゴボウのすりおろしに浸してみると生臭さを感じないほど、消臭効果は絶大です。
同じように、くさやを使いショウガの消臭効果をためしてみると、ショウガは自分の強いにおいでくさやのにおいをマスキングしていますが、ゴボウはにおい自体を消しているのです。
この効果は、ゴボウに含まれる酵素とポリフェノールがにおいを消すからなのです。
まとめ
ゴボウの効果には、すばらしいです。
意識してとりたい野菜ですね。
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