もりもりの食と健康ブログ

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りんごの栄養成分と6つのメリット・デメリット!栄養分は皮の方が多い!

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もりもりです。

風邪には、すりおろしりんごが良く効くって聞いたことがないですか?

そうなんですよね。

りんごには疲労回復効果や強い抗酸化作用があるんです。

即効性もあります。

りんごの

・栄養成分と由来

・メリット・デメリット

・皮の栄養成分と効能

・黄色のりんごと赤色のりんごに違いはあるの?

などについてお話ししますね。

<出典元:食べ物のメリット・デメリット、著者 川嶋昭司>

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りんごの栄養成分 

(100グラム中) りんご
カロリー(㎉) 54
タンパク質(g) 0.2
脂質(g) 0.1
炭水化物(g) 14.6
カルシウム(mg) 3
リン(mg) 10
鉄(mg) 微量
ビタミンA(mcg) 2
ビタミンB1(mg) 0.02
ビタミンB2(mg) 0.01
ビタミンB6(mg) 0.03
ビタミンC(mg) 4
食物繊維(g) 1.5

 

りんごの由来

りんごは、バラ科のリンゴ属の植物で、リンゴ属には観賞用にするカイドウ類が入ります。

りんごの原産地は中国大陸東部から朝鮮半島にかけてで、日本へは平安時代に入ったといわれています。

 

ヨーロッパでは、すごく古くて、4000年も昔から栽培されています。

 

りんごは、もとは小果*1だったのですが、16世紀頃にイギリスで改良され大果となります。

その後アメリカへも伝わりました。

そして、さらに改良を加えられ味もよくなり、明治初年に日本へ渡ってきたのが現在のりんごなのですね。

りんごのメリットとデメリット

メリット・・・

1⃣皮には栄養がたっぷり
りんごは、ぶどう・みかん・バナナについで、生産量は世界四大果樹の一つでなのです。
皮のまま食べられる果物の代表的なものでもあります。

りんごの皮はむいて食べる人が多いと思いますが、栄養分は皮のすぐ下あたりに多いので、皮はむかずに食べたほうが栄養がたっぷりととれます。

でも、皮には農薬が残っていて、嫌だっていわれると思いますが、国産りんごの皮についた農薬は水溶性です。

 
水で表面をしっかりと洗い流せば落ちます。

しかも、国産りんごは、残留農薬の基準がとても厳しく設定されていて、世界一なのです。

収穫したあとに農薬の散布もしていないので、健康影響はほとんどないと思っていいでしょうね。

2⃣疲労回復に即効性がある
品種によって多少の違いはありますが、約13パーセントの糖分と約1.2パーセントの有機酸(リンゴ酸・クエン酸・酒石酸など)を含み、甘さとともに爽(さわ)やかな酸味があり、独特の風味があります。

疲労回復に即効性があり、りんごの持つほのかな香りは、病人の精神を安定させてくれます。

頭痛にも効果がありますよ。

3⃣カリウムが多い

カリウムは体内の余分なナトリウムを排出させる働きがあります。

なので塩分の多い食事をしている人は、りんごを食べるといいですよ。

中国では、高血圧疾患者に、りんごばかりを1週間ほど食べさせる療法が
あるそうです。

薬による副作用もないので安心ですよね。

りんごジュースでも効果が得られるそうです。

4⃣動脈硬化や高血圧の予防効果

りんごにはペクチンが多い。

ペクチンはコレステロールの吸収を調整し、ナトリウムの吸収も妨げ、便秘を予防し、動脈硬化や高血圧の予防効果もあります。

また、ペクチンは腸内で善玉菌の乳酸菌などの繫殖をうながし、悪玉菌を殺してくれます。

寝る前にりんごを食べると翌朝便通がよいので、「毎朝1個のりんごは医者を遠ざける」という諺(ことわざ)まであります。

ただし、皮をむくと食物繊維の大半も失われます。

5⃣下痢によい

『本草網目』には、小児の下痢には「りんごを搗(つ)いて飲ませるとよい」と書いてあります。

デメリット・・・

1⃣ 皮には農薬が残っている
国産りんごの場合、皮についた農薬は水溶性です。

水で洗い流せば落ちます。

気になるなら、石けんで洗って食べましょう。

(化学合成洗剤は使わないでください)

2⃣有毒物質ソラニンが含まれている
りんごには、ジャガイモに含まれていて問題となる有毒物質ソラニンが
含まれています。

(参考:食べ物のメリット・デメリット、著者 川嶋昭司)

 

りんごの皮の栄養成分と効能

りんごには様々なポリフェノールが含まれています。

それらは総称して「りんごポリフェノール」と呼ばれています。

最も多く含まれているポリフェノールは「プロシアニジン」といいます。

強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して血流を改善したり、美白効果があると言われています。

 

りんごを切ると切り口から茶色く変色していきますが、
あれは「りんごポリフェノール」が空気中の酸素と結合することによって
起こる現象なのです。

 

りんごポリフェノールは、果肉部分よりも皮に多く含まれています。

生活習慣病の防止や老化防止にとても良い作用があります。

他にも虫歯、ガン、アトピーや花粉症、歯垢の付着や形成を阻害する作用もあります。

りんごの栄養をまるごと頂くなら、皮ごと切って食べたり、食感が気になる方は焼リンゴにして召し上がるのもおススメです。

黄色のりんごと赤色のりんごに違いはあるの?

黄色のりんごも赤色のりんごも栄養成分に大きな違いはありません。

ただ、成分の量では違いがあります。

黄色いりんごの方がプロシアニジンという成分が多く含まれています。

ポリフェノールの一種で、脂肪の燃焼を促進し蓄積を抑える働きがあります。

違うところといえば、食感、味、 栄養成分の量ぐらいでしょうね。

りんごジュースで豊富な栄養成分をとりましょう!

新鮮なりんごはたしかにうまいです。

でも、毎日は食べれませんよね。

一人で食べるとなると大きいですし、切ってしまうとすぐに傷んでしまいます。

でも、りんごの栄養成分を毎日とりたいと思っているなら、りんごジュースがおすすめです。

毎日、コップ1杯で、たくさのポリフェノールをとることができます。

青森のりんごジュースです。

 

青森のすごくおいしいりんごジュースです。


 

 

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最後に

りんごは、すごく栄養価の高い果物です。

できれば毎日食べると良いそうです。

しかし、日持ちや値段を考えると、ジュースの方が便利かもしれませんね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

 

*1:果皮のうち中果皮,内果皮が水分の多い肉質の柔らかい組織となり,熟しても裂けず,やや堅い種子をもつものをいい,ブドウ,カキ,トマトなどがその例とされる。園芸学ではさらに広い意味でミカン類やナシ,リンゴを含めていう場合もあるが,一般には果物のうち欧米で小果類small fruitsと呼ばれる一群をさすことが多い。ブドウ,イチゴ,キイチゴ類,スグリ類,コケモモ類その他がこれに当たるが,日本では果樹としてこのうちブドウ,イチゴを除いたものを低木性果樹,または小果樹類といっている。(コトバンク)