もりもりの食と健康ブログ

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しいたけの栄養成分とメリット・デメリット!保存方法もお教えしますね!

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もりもりです。

しいたけは日本の代表する食用キノコです。

精力増強も期待できる「不老長寿の妙薬」のひとつです。

しいたけの旬は、4~10月頃。

しいたけ(椎茸)は、シイの木に多く発生するところから、しいたけと名づけられています。

野生のしいたけは、春秋(深山では夏秋)の広葉樹(ナラ・ミズナラ・シイ・カシ・クヌギ・クリなど)の枯れた幹、切り株に生えます。

 

しいたけの

・栄養成分

・メリット・デメリット

・保存方法

についてお教えしますね。

最後まで読んでくださいね。

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しいたけの栄養成分

(100グラム中)
カロリー(㎉) 18
タンパク質(g) 3
脂質(g) 0.4
炭水化物(g) 4.9
カルシウム(mg) 3
リン(mg) 73
鉄(mg) 0.3
ビタミンA(mcg) 0
ビタミンB1(mg) 0.1
ビタミンB2(mg) 0.19
ビタミンB6(mg) 0.11
ビタミンC(mg) 10
食物繊維(g) 3.5

しいたけのメリット

1⃣特有な味と香り

一番のメリットは、しいたけ特有の味と香りじゃないでしょうか。

しいたけ特有の旨みの素は、核酸が分解してできる「グアニル酸」というもので、同様に含まれるグルタミン酸などのアミノ酸も相乗的に作用しています。

古来、昆布とともに、だし(だし汁)として、日本料理には欠かせないですよね!

また、特有の芳香は「レンチオニン」という有機硫黄化合物の一つで、シイタケの香り成分です。

 

2⃣エルゴステロールを多量に含んでいる

エルゴステロールは紫外線に当たるとビタミンD2になります。

ビタミンDは抗がん作用があります。

その、エルゴステロールを多量に含んでいます。

ビタミンDは、紫外線に当たって初めて作られるので、生しいたけよりも天日の干したものがよく、生しいたけは、2~3時間、天日(紫外線)に当てるとよいです。

ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を高め、骨を丈夫にします。

ビタミンDが極度に欠乏すると、子供ならばくる病(背骨や足の骨が曲がる病)になり、成人では骨軟化症や骨粗鬆症になります。

 

3⃣造血作用を促進させる

菌糸体エキスにはリグニンという高分子化合物もあり、ミネラル・食物繊維の相乗作用により、骨髄における造血作用を促進させます。

また、神経の働きを正常に保ってくれます。

 

4⃣インフルエンザや白血病の予防

しいたけの胞子には、強力な抗ウイルス物質が含まれていて、インフルエンザや白血病などの予防によい。

またエイズやウイルス性肝炎にも効く可能性もある。

 

5⃣がん予防効果

しいたけには、ガンに対する免疫療法剤レシチンの素が含まれており、「しいたけ療法」として期待されている。

インターフェロンを誘導する多糖類β―グルカンもあり、それに制がん効果が期待できる。

 

6⃣動脈硬化や高血圧の予防

フィトステリンという成分が、コレステロールの血管への沈着を抑え、また、エリタデニンという核酸誘導体の働きも血行を良くするので、動脈硬化や高血圧の予防によい。

 

7⃣肥満を防ぐ

低カロリー食品で肥満を防ぎ、美容食品の一つに入れてもよい。

 

8⃣嘔吐・下痢・咳に効く

『本草求真』には、「大いに食を助け、胃の働きを益し、小便失禁をよくす」とある。

また、しいたけの煎じ汁は、暑気あたりに効き、砂糖(黒砂糖がよい)を加えて飲めば、嘔吐・下痢・咳に効くといわれている。

 

9⃣口臭を消す作用

ネギや、ニラの臭気を除く作用があり、すき焼きや水炊きに、その目的で用いられることがある。

口臭を消す作用もある(『本草食鑑』)。 

 

しいたけのデメリット

1⃣しいたけには、200ppm前後のホルマリン(発がん物質の一つ)が含まれている。

煮るとよい。

 

2⃣生シイタケを食べて”しいたけ皮膚炎”になっている人がいる。

なかなか治らないので注意した方がよい。

 

しいたけの保存方法

しいたけなど、きのこ類は少しでも水気がついていると傷みやすくなるので保存するときは気をつけましょう。

 

常温で保存

すぐに使う場合には常温でも大丈夫です。

部屋の湿気が気になるなら、乾燥剤を袋と一緒に入れておくといいでしょう。

それと、椎茸の置き方ですが、頭を下に、軸を上にしましょう。

頭を上や横にすると、かさの内側にある胞子が落ちて、風味が損なわれます。

並べたら冷暗所に置いておきましょう。

 

冷蔵で保存

一週間ほど、持たせたい場合は冷蔵しましょう。

冷蔵庫の中は、低温であるため乾燥しています。

低温だと飽和水蒸気量が低く、空気中に水分が多く存在できないためです。

冬に乾燥する理由と同じですね。

ここで一工夫!

キッチンペーパーや新聞紙を布団代わりにしてあげます。

これによって取り切れなかった水分が吸収されます。

その状態でポリ袋に入れ、同じように頭を下にしてあげれば完璧です。

 

冷凍で保存

1カ月ほど、使う予定が無いという場合には冷凍します。

一番オススメするのがこの方法で、長期保存しない場合でも冷凍保存しておく方が便利です。

冷凍で保存する場合は、軸を取り除き、鍋物や炒めものに使いそうであれば、包丁で一口大に切ってしまいましょう。

そして使い切る分量ごとに小分けに袋に入れて冷凍庫へ入れます。

こうすることで冷凍庫から取り出してすぐに料理に使うことができます。

実は椎茸をはじめとしてきのこ類は、一度冷凍すると細胞膜が破れやすく、うまみ成分が出やすいと言われています。

そのまま食べるよりもおいしいと感じるかもしれませんね。

 

天日干しで保存(~数か月)

干ししいたけにすると数か月は保存できます。

うま味が出ておいしくなります。

市販されている乾しいたけのほとんどは乾燥機で乾燥させています。

ただ機械がない方はお家のベランダなどで天日干しもできます。

天日干しさせると栄養価があがるとも言われております。

 

天日干しの方法

乾燥させるためのカゴを用意して、頭を下にして乾燥させます。

このとき軸を切っておいたり、スライス状にしてから乾燥させると、戻したときに使いやすくなります。

 

夏など日差しが強ければ2~3日、日差しの弱い冬でも3~5日ほど晴天の日に干すだけで干ししいたけになります。

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最後に

しいたけは低カロリーで、いろいろな効能があるんですね。

今日も読んでくれてありがとうございました。