もりもりの食と健康ブログ

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砂糖の栄養成分と由来!メリット・デメリットをお教えしますね!

 

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もりもりです。

砂糖は虫歯や肥満、糖尿病の原因になるという悪いイメージがあります。

たしかに砂糖をとりすぎると、虫歯や肥満、糖尿病になりやすいです。

しかし、それは上白糖の方で、黒砂糖は健康には良いといわれています。

世界の長寿者が健康に良いものとして選んだのは、1位が果物、2位が黒砂糖、3位がお酢なんだそうです。

健康を考えるなら、料理などには出来るだけ黒砂糖を使うようにすると良いでしょうね。

 ・砂糖の栄養成分

・砂糖の由来

・砂糖のメリット・デメリット

についてお教えしますね。

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 砂糖の栄養成分

(100グラム中) 【上白糖】 【黒砂糖】
カロリー(㎉) 384 354
タンパク質(g) 0 1.7
脂質(g) 0 微量
炭水化物(g) 99.2 89.7
カルシウム(mg) 1 240
リン(mg) 微量 31
鉄(mg) 微量 4.7
ビタミンA(mcg) 0 0
ビタミンB1(mg) 0 0.05
ビタミンB2(mg) 0 0.07
ビタミンB6(mg) 0 0.72
ビタミンC(mg) 0 0
食物繊維(g) 0 0

 

砂糖の由来

 砂糖とは砂状になった糖分のことで、その起こりはサンスクリット語のサルカラ、砂の意からきています。

英名のシュガーも、もちろん漢名の砂糖もです。

原料になる植物には、甘蔗・甜菜(砂糖大根=ビート)・楓かえで・椰子やし・蘆ろ粟ぞくなどがあります。

砂糖は製法や精製度により分類されています。

精製されるほどミネラルの量が減少し、純度が高まり、白っぽくなります

 

砂糖は、まず糖蜜含有の有無により、「含がん蜜みつ糖とう」「分ぶん蜜みつ糖とう」(糖蜜を分離)に大別され、さらに、含蜜糖は「黒砂糖・赤唐・白下唐」に、分蜜糖は「上白・三温・グラニュー糖・白ざら・中ざら」などに分けられています。 

砂糖のメリット

1⃣吸収が早い

砂糖は甘いだけでなく、カロリー源(100グラム当たり384キロカロリー/上白糖)として有用で、しかも吸収が早い。

即効性があるので、体内のエネルギー源がつきかけたときには砂糖水を飲むと、重労働や運動後の疲労感は一時的でも解消されます。

ただし、この時ビタミンも大量に消費されることは覚えておきましょうね。

 

2⃣黒砂糖には生体に重要な成分が多い

黒砂糖にはアク(不純物)が混じっており、生体に重要な成分が多く含まれています。

100グラム中2.6グラムが灰分で、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅を含みます。

沖縄のある地方では、昔から、風邪をひいたときには黒砂糖を湯に溶かして飲むとよいといわれています。

また、世界各地の100歳以上の長寿者が健康に良いものとして選んだのは、1位が果物、2位が黒砂糖、3位がお酢だそうです。

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砂糖のデメリット

1⃣砂糖のメリットは、吸収が早く、エネルギー源がつきかけたときには即効性がありますが、それが欠点にもなります。

砂糖はでんぷんと違い、摂取した後、素早く血糖値を上昇させますが、血糖値が上昇すると、それに応じて血糖を低下させるホルモン(インスリン)が分泌され、血糖値の恒常性(一定の濃度)が保たれるようになっています。

しかし、これが繰り返されると、インスリンを分泌する細胞(膵臓のランゲルハンス島内のβ細胞)が疲れきってしまい、ひどい時には、インスリンを分泌しなくなります。

 

もちろん吸収したブドウ糖で血糖値は上昇しますが、なかなか低下せず、尿に糖分が出ることになります。

食べ過ぎからくる糖尿病です。

 

 

2⃣砂糖の摂り過ぎは、「血中中性脂肪の上昇・皮下脂肪の増加」、そして肥満を招きます

さらにひどくなると、脂肪肝から肝硬変、そして肝臓がんへと移行し、死にいたります。

 

3⃣砂糖をとり過ぎると、体液のpHが酸性方向にずれる。

そのずれを防ぐために、血中のカルシウムが消費され、それを補うために、カルシウムは骨から増員されます。

すると骨は、骨軟化症(こつなんかしょう)になり、 「骨粗しょう症」になります。

この時カルシウムだけを与えてはだめで、マグネシウムもとる必要があります。

 

4⃣砂糖は虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の最大の元凶である。

虫歯は素質(遺伝)・虫歯菌および食べ物の三因子で決まります。

虫歯菌の主な菌を変形菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)というが、その虫歯菌は砂糖を食べてから30分以内に繁殖します。

歯に垢がたまっていれば、砂糖も菌もつきやすく増殖もしやすいので、食後の歯磨習慣をつけておく必要があります。

 

5⃣砂糖入りの食品は、たいてい噛む必要のない柔らかいものである。

柔らかくて噛む必要のないものばかり食べていると、アゴが発達せず歯並びが悪くなります。

 

6⃣砂糖を食べると、虫歯や歯周炎になるばかりでなく、いろいろなばい菌の感染にも弱くなります。

例えば、我々の体内に入ったばい菌や異物を処理してくれるのは、白血球をはじめとする食細胞ですが、砂糖を食べると白血球の食菌能力は弱くなります。

甘いものが、化膿性扁桃炎を引き起こし、そして腎炎の遠因にもなるのです。

 

7⃣砂糖の過食は脚気ばかりでなく、脳髄を変質させる。

ビタミンB1の欠乏はブドウ糖が分解し、炭酸ガスと水になる途中でできるピルビン酸やα・ケトグルタル酸という神経毒のケト酸が血中に増加し、神経炎をおこします。

一種の多発性神経炎です。

多発性神経炎なので、足を動かす脊髄神経が侵され、足に来れば脚気、脳が侵されると脳髄変質症(脳症)という。

相剋(たがいに勝ちを競い)・相互不信・横着となり、闘争を好むようになります。

最近よく見られる「突然キレる」という現象は砂糖の摂り過ぎが原因ではないかとも考えられています。

 

8⃣砂糖の摂り過ぎは、このほか皮膚にも表れる。

ニキビなどです。

ニキビの医学用語は尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)といいますが、砂糖に加えて、今はインスタント食品が問題です。

古くなったインスタント食品の褐色じみた過酸化物質も拍車をかけているのです。

 

9⃣濃厚な砂糖入り食品は胃の粘膜を傷害する。

濃い砂糖液は胃粘膜を内側から砂糖漬けにしてしまいます。

 

🔟砂糖の摂り過ぎは血圧を低下させる。

本能性低血圧は、糖質、特に砂糖の過剰摂取による長期間に及ぶビタミンB1の不足のためになると考えられています。

B1不足で脚気になるが、高ずれば死ぬ。

これは脚気衝心(昔は脚気入心)といって、心臓が障害され、血管系が全般的にたるんで血圧が低下し、むくみ、ついには死にいたるのです。

まとめ

砂糖のメリット・デメリットについて記事にしましたが、やはりデメリットが多いですね。

できれば、砂糖は控えめにするのがいちばんですね。

この記事が参考になればうれしいです。

今日も読んでくれてありがとうございました。

 

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