もりもりの食と健康ブログ

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牛乳は体に悪い?栄養成分とメリット・デメリットを調べてみました!

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もりもりです。

牛乳はカルシウムなど、栄養価が高いので、育ち盛りの子供には一日にコップ一杯の牛乳が推奨されています。

しかし、
ほんとうに牛乳は体にいいの?

牛乳を飲むと下痢になったりすることがあります。

日本人は体質的には牛乳は合わないといわれています。

私も牛乳は苦手です。

飲むと胃もたれや、お腹が痛くなり下痢気味になったりもします。

でも、最近は痛風予防や骨粗鬆症にならないように、カルシウム増量の低脂肪牛乳を飲んでいますけどね。

 

牛乳が飲まれるようになったのは、645年、飛鳥時代に百済からきた帰化人・智聡の子の善那(ぜんな)が、孝徳天皇に牛乳を献上したのが始まりだといわれています。

 

奈良時代には、バターやヨーグルトのようなものも用いられています。 

 

それでは、牛乳は本当に健康に良いのでしょうか?

・牛乳の栄養成分

・牛乳のメリット・デメリット

について調べてみました。

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 牛乳のおもな栄養成分

出典元:(食べ物のメリット・デメリットがまるごとわかる本、著者:川嶋昭司)

(100グラム中)
カロリー(㎉) 67
タンパク質(g) 3.3
脂質(g) 3.8
炭水化物(g) 4.8
カルシウム(mg) 110
リン(mg) 93
鉄(mg) 微量
ビタミンA(mcg) 38
ビタミンB1(mg) 0.04
ビタミンB2(mg) 0.15
ビタミンB6(mg) 0.03
ビタミンC(mg) 1
食物繊維(g) 0

 さすがにカルシウムの量はずば抜けて多いですね。

 

牛乳のメリット

1⃣牛乳は栄養価が高い

牛乳(一般的には乳類)には、良質のタンパク質と脂質および乳糖が豊富に存在します。
哺乳動物は母乳だけで何日間か何ヶ月間は生存し、それによって成長します。

 

2⃣赤ちゃんに必要な成が含まれている

牛乳には、ビタミン類・ミネラル類も牛の赤ちゃんに必要なだけ含まれています。
とくに、脂溶性ビタミン(A・E・D)・カルシウム・カリウム・リンが多い。
これらは、タンパク質や脂質、そして乳糖についてもいえますが、地球上に生息する約4500種の哺乳動物の乳は、それぞれの動物に最適な濃度と割合で栄養分を含有しているものと考えられます。

 

3⃣カルシウムとマグネシウムの吸収がよい

乳類に含まれている乳糖は、カロリー源にとどまらずカルシウムとマグネシウムの吸収をよくします。

 

4⃣胃がんが少ない

乳製品を多く摂る人には、胃がんが少ないという疫学的調査があります。
ただし、乳がんや子宮体がん・大腸がんについては逆です。

その理由はデメリット1、を見てください。

 

5⃣「牛乳粥は体力の回復に有効である」と『本草綱目』には書かれています。

 

7⃣冷え症に効果がある

牛乳に、にんにくを入れて煮たものは冷え症に効果があります。 

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牛乳のデメリット

1⃣牛乳には中性脂肪が多い
カロリーの52パーセントは脂肪による。
動物性脂肪摂取制限を叫ぶ一方で、カルシウムが多量に含まれていて、骨にはよいという理由から牛乳を薦めるのには矛盾がある。
また、カルシウムがあまり吸収されることはないと書かれている書物(『牛乳には危険がいっぱい』フランス・オスキー)がある。
中性脂肪の過剰摂取は、乳がん・子宮体がん・大腸がん・すい臓がん・腎臓がん・膀胱がん・前立腺がん・白血病になりやすい。

 

2⃣牛乳は食物アレルギーの原因になる
子供の場合には、卵・大豆とともに三大原因食品の筆頭に挙げられています。
牛乳は体によいと信じて、母体が妊娠中・授乳中、牛乳を過飲した子供にアレルギーが多い。

 

3⃣赤ちゃんが牛乳をそのまま飲むと栄養過剰で下痢になる
牛乳のタンパク質は人乳の3倍、ミネラルは2.4倍と人乳に比べて多い。
牛の骨は人の骨より太いため、牛乳にリンやカルシウムが多い。
従って、人間の赤ちゃんが牛乳をそのまま飲むと栄養過剰で下痢を起こす。
牛乳は牛の赤ちゃんが飲むもの。

 

4⃣乳糖を分解する酵素が腸液に欠けている

乳汁には乳糖が含まれているが、これを分解する酵素が腸液に欠けている人がいる。
こういう人は乳糖を吸収できない。
乳糖不耐症という。
日本人半数以上に見られる。
すなわち、牛乳を飲むと腹が張る。
ガスが出やすい、腹痛があり下痢をする。
その結果、乳糖だけでなくタンパク質や脂肪の吸収も悪くなる。

 

5⃣牛乳には亜鉛が少ない
そのため、人工栄養児にはしばしば成長が遅れ、皮膚病に罹りやすいという亜鉛不足症状が認められる。
亜鉛の不足は味覚異常を起こすとともに不妊や前立腺肥大の原因ともなるといわれている。
人体では亜鉛は精子、前立腺、そして卵子にとくに多い。
従って亜鉛の不足はこれらの機能が異常になることを意味する。
これからすると牛乳は、少子化の遠因になるとは考えられる。

 

6⃣牛乳で育てられている乳児には貧血が見られる

牛乳には鉄や銅が少なく、牛乳で育てられている乳児には貧血が見られる。

 

7⃣これはデメリットというほどでもないが、牛乳の化学的素成は、牛の品種・年齢・泌乳期・搾乳法・乳房の位置・季節・飼料・飼育(放牧)地・発育・疾患などのよって大きく変化する。また、搾乳後の殺菌法によって、味もアレルギーを起こす度合いも強さも異なるという考え方もある。

 

8⃣1.5倍も骨折しやすい

骨粗鬆症の治療には、一般に牛乳や豆製品を薦めるが、大腿骨頸部骨折に関する疫学的調査では毎日コップ一杯の牛乳を飲む人は飲まない人よりも1.5倍も骨折しやすいという統計がある(産業大学)     

 

 

まとめ

牛乳の体に及ぼす影響については賛否両論ありますが、メリット・デメリットについて記事にしました。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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