もりもりです。
甘くてみずみずしい桃。
桃の缶詰めもおいしいです。
桃の旬は7~8月ごろ。
桃はビタミンCやミネラルも多く、中国では、『果実の王様・長寿の実・不老長寿の仙果』といわれています。
それでは
・桃の栄養成分
・桃のメリット・デメリット
・桃の保存方法
・美味しい桃の見分け方
・中国では桃は不老長寿の実として珍重されていた
・おすすめの桃ジュース
についてお教えしますね。
最後まで読んでくださいね。
スポンサーリンク
桃の栄養成分
(100グラム中) | 桃 |
---|---|
カロリー(㎉) | 40 |
タンパク質(g) | 0.6 |
脂質(g) | 0.1 |
炭水化物(g) | 10.2 |
カルシウム(mg) | 4 |
リン(mg) | 18 |
鉄(mg) | 0.1 |
ビタミンA(mcg) | 微量 |
ビタミンB1(mg) | 0.01 |
ビタミンB2(mg) | 0.01 |
ビタミンB6(mg) | 0.02 |
ビタミンC(mg) | 8 |
食物繊維(g) | 1.3 |
記事の動画
桃の由来
桃は、バラ科サクラ属のモモ亜属落葉小高木です。
桃の原産地は黄河上流で、すっごく古くから食べられていた果物で、なんと中国大陸では3000年以上も昔から、栽培されていた。
日本においても、桃の種子が弥生時代の登呂遺跡から出土しています。
『古事記や日本書紀』にも桃について記載されている。
ただ、現在のように桃が栽培されるようになったのは、江戸時代で、清やフランスから入ってきた。
桃は、〝天津桃・水蜜桃・ネクタリン(油桃)〟など改良された品種が多い。
光沢のあるネクタリンは、光桃(ひかりもも)・油桃(あぶらもも)ともいわれています。
うぶ毛のような毛があるのが、毛桃(けもも)です。
桃は成長が早くて、〝桃栗3年、柿8年、梅は酸っぱい13年、柚子(ゆず)は9年でなりかねる〟と言われるように、実をつけるのが速くて、〝中国には頭が白くとも桃の種子は蒔(ま)くべし〟ということわざがあります。
天津桃
水蜜桃
|
ネクタリン
|
桃のメリット
1⃣桃は昔から中国では、「果実の王様」「長寿の実」「不老長寿の仙果」といわれていて、邪気を払ってくれる魔よけの力があるといわれています。
2⃣ペクチンが多く、毎朝1個食べると便秘に効果があります。
3⃣種の中の仁にも(種の中にある核)すぐれた効果がある。
漢方では、まず種の中の仁(種の中にある核)が愛用されています。
仁の配合されたものに桂枝茯苓丸(けいしぶくりようがん)とか桃核承気湯(とうかくじょうきとう)・大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんびとう)などがあり、婦人薬として用いられ、月経痛・月経不順・便秘・打ち身などに効果があります。
また、消炎や瘀血(停滞した汚い血)の除去に用いられます。
『本草網目(ほんぞうこうもく)』*1
では、「瘀血・血閉・腹中の動く腫瘍を治し、小虫を殺す」とされる。
4⃣桃の葉や花にも薬用がある。
薬用になるのは白い花で、乾燥したものを白桃花といい、利尿剤・峻下剤として便秘やむくみに用いいられる。
1日に3~5グラムを煎じて飲めば良いが、効果が強すぎるので老人や虚弱な人、子供には適さない。
『本草網目』では、桃の花は、「病の悪魔を殺し、顔色をよくし、水気を除き、石淋(膀胱結石)を砕き、大小便の出をよくする」とある。
桃のデメリット
1⃣桃にはナイアシンを除きビタミンが少ない。
とくに最近の桃は少ない。
病害虫を避けるために袋掛けにするからだという。
日によく当たった桃は色も良い。
(参考:食べ物のメリット・デメリット、著者 川嶋昭司)
桃の保存方法
・常温での保存
桃は室温に置いておくと果肉がやわらかくなるので、かたい桃(固い品種以外)は新聞紙などで包み風通しのよいところで常温保存します。
常温で保存した桃は、冷やしすぎると甘味が落ちるので、食べる2~3時間前に冷蔵庫の野菜室へ入れるとよいでしょう。
桃に軽くふれて、やわらかみを感じれば食べ頃です。
・固い桃をやわらかくする場合
2日ほど常温に置いておくと、やわらかくなります。
すでに、やわらかくなっている桃は、新聞紙などでそっと包んで、日陰や冷暗所で風通しのよい、涼しいところで保管するか、早めに召し上がりましょう。
・桃は冷気と乾燥を嫌う
冷やし過ぎないこと エアコンや扇風機に当ててしまうと桃の水分が奪われて乾燥してしまう恐れがあるので、なるべく自然に保管できる涼しい冷暗所が適します。
乾燥しないように、新聞紙で包むなどポリエチレンの袋に入れて貯蔵するのも良いでしょう。
・冷蔵庫で冷やしてしまうと甘みが半減してしまう
きちんとラップで包むか、少し空気を含ませたビニール袋に入れて保存した場合、1週間以上は保存ができますが、食味は少しずつ落ちていきます。
美味しい桃の見分け方
・桃の形が割れ目を境に左右対称になった、まるみのあるもの
・皮が白っぽかったり、うすいピンクのものよりは全体的に赤いもの
・ほんわりの香るもの
・皮の表面部分全体に産毛のような薄くて柔らかい毛がしっかりと生えているもの
・傷がついて傷んでいないもの ・桃の実だけではなく、枝の部分にまでしっかりと色がついているもの
中国では桃は不老長寿の実として珍重されていた
古くから中国では、桃は仙木・仙果(神仙に力を与える樹木・果実の意)と呼ばれ、単なる果物ではなく病魔や災厄をよせつけない力があり長寿をもたらす「不老長寿の実」として珍重されていたそうです。
昔の人は、桃を食べることで、病が治り元気になったりしたのでしょうか?
西遊記のなかでこんな伝説が残されています。
孫悟空は、天界の桃園(ばん桃園)、3600本の木の管理をまかされます。
手前の1200本は3000年に一度、実をつけ、それを食べると仙人になれ、真ん中の1200本は6000年に一度、実をつけ、それを食べると不老不死になり、一番奥の1200本は9000年に一度、実をつけ、それを食べると、未来永久に生き続けられるとされていました。
この桃を、西王母(中国の伝説に出てくる仙女)の誕生日に、食べる慣わしになっていたのを、孫悟空が盗み食いをしてしまったのです。
この西王母の誕生日は、「3月3日」で、日本では桃の節句で、桃の加護によって女児の健やかな成長を祈る行事です。
日本にも出てくる有名な『桃太郎』は桃から生まれた男児が長じて鬼を退治する民話です。
ほかにも、いろんな果物があるのに、なぜ桃なのでしょうね。
おすすめの桃ジュース
本物の桃の味!果汁100%の桃のジュースです。
楽天市場
|
スポンサーリンク
最後に
桃に伝わる伝説には有名なものがたくさんあるようですね。
日本では昔ばなしに登場する、桃太郎ではないでしょうか!
最後まで読んでくれてありがとうございました。