もりもりです。
たけのこ(筍、竹の子、)とは、竹の地下茎の節から出る若芽のことです。
読んで字のごとく竹の子なんです。
地表に、たけのこの先端が現れたところを掘り出して食べます。
たけのこの長期保存品としてよく知られているのが、メンマです。
たけのこは滋養がありますが、食べ過ぎると吹き出物が出ることがあるので注意しましょう。
・たけのこの栄養成分
・たけのこの由来
・たけのこのメリット・デメリット
についてお教えしますね。
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たけのこの栄養成分
出典元:(食べ物のメリット・デメリットがまるごとわかる本、著者:川嶋昭司)
(100グラム中) | |
---|---|
カロリー(㎉) | 26 |
タンパク質(g) | 3.6 |
脂質(g) | 0.2 |
炭水化物(g) | 4.3 |
カルシウム(mg) | 16 |
リン(mg) | 62 |
鉄(mg) | 0.4 |
ビタミンA(mcg) | 1 |
ビタミンB1(mg) | 0.05 |
ビタミンB2(mg) | 0.11 |
ビタミンB6(mg) | 0.13 |
ビタミンC(mg) | 10 |
食物繊維(g) | 2.8 |
たけのこの由来
竹はイネ科の植物で、旬は、3~5月頃です。
孟宗竹(もうそうちく)・淡竹(はちく)・真竹(まだけ)・麻竹(まちく)・支那竹(しなちく)などの若芽が食用となります。
現在の食用たけのこの代表は孟宗竹(モウソウチク)*1ですが、孟宗竹は、江戸時代に中国から伝わってきたといわれています。
たけのこの語源
たけのこの語源は、「竹」の子どもであることから、「竹の子」で、漢字では「筍」 とも書きます。
「筍」という漢字は、「たけかんむり」に「旬」と書きます。
「旬」とは、一ヶ月を3つに分けて、「上旬」「中旬」「下旬」の期間になります。
タケノコは、普通、筍と書くが、これは「旬内に竹の子となり、旬外に竹となる」という意からきたもの。
中国大陸が原産ですが、たけのこは『古事記』にも記載があり、日本人は古くから食用にしていたようです。
たけのこは、帽子を掛けて忘れてしまうと、翌日には手が届かなくなってしまうなどと 言われるほど成長が早いので、土から目を出したら1旬(10日間)で竹になってしまう ことから、「筍」の漢字になりました。
たけのこのメリット
1⃣たけのこは栄養素(ホルモン・ビタミン・ミネラル)の固まり
タケノコはものすごい成長力を秘め、生命力に富んでいるが、その頂点にあるのが芽の先(姫皮)です。
この姫皮付きの成長部分は、各種栄養素(ホルモン・ビタミン・ミネラル)の固まりで、もっとも滋養になる部分です。
どんな食べ物もそうですが植物なら芽や種実に、動物ならば卵や精子、そして胎児やさなぎに最高の滋養分が含まれているんです。
2⃣便秘の予防・解消
食物繊維が多く、コレステロールの排出に効果があります。
カロリーも低く美容食にもなります。
3️⃣高血圧によい
カリウムが多く、ナトリウムが少ないので高血圧によく、新鮮なものにはビタミンCも多く、ビタミンB2も豊富です。
4️⃣喘息や二日酔い、さらに胃腸病にもよい
チロシンやコリンという成分も含まれていて、代謝を盛んにし、喘息や二日酔い、さらに胃腸病にもいいです。
チロシンはアミノ酸の一種で、ホルモンやメラニン色素の原料となり、コリンは、止渇・利尿の働きがあります。
5️⃣ 婦人の驚悸や小児の驚癇を治す
竹の種類によって多少異なりますが、漢方では、タケノコは痰を消し、熱を除き、気を下し、水を利し(水毒をとり)酒毒を解消し、婦人の驚悸(きょうき)*2や小児の驚癇(きょうかん)*3を治すとされています。
たけのこのデメリット
1️⃣タケノコは十日ほどで硬くなり、食物繊維が多く味も悪くなります。
店頭に出たときには既に味も悪くなっています。
2️⃣タケノコは精が強く、食べ過ぎると吹き出物が出る場合がある。
これはタケノコに含まれているコリンやイリンという物質のためで、アレルギーに似た症状を起こすことがあります。
ただし、麻疹はしかなど発疹が内攻してでないときは、昔から、タケノコの煮汁を飲ませると1~2回発疹が出て麻疹が治るといわれています。
3️⃣タケノコには特有のえぐみがあり、生では食べづらい。
えぐみの成分にはホモゲンチシン酸とシュウ酸であるが、これは糠ぬかを入れて湯がくととれます。
ただ、地面に顔を出さないうちに掘って、しかも1時間以内に調理すると、柔らかくてえぐみもなく、生でもおいしく食べられます。
まとめ
たけのこは、すごく栄養価の高い食べ物ですが、アクが強くて食べ過ぎるとアレルギーに似た症状を起こすこともあるそうです。
しかし、メンマにして食べると、すごく美味しいですよね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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