もりもりの食と健康ブログ

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よもぎの栄養成分と効能と効果!よもぎ茶の作り方と保存方法!

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もりもりです。

よもぎは、葉の裏に細かい綿毛があるのが特徴のキク科ヨモギ属の植物です。

北海道を除く日本各地に自生している野草で、道ばたでもよく見ることができます。

よもぎ属に属する植物は日本だけでも30種類以上もあります。

世界中では250種類以上あるそうです。

古来から医療用としても用いられている薬草で、すぐれた効能や効果も確認されていて、「ハーブの女王」とも呼ばれています。

それと、草餅や草団子にも入れられているので、餅草(モチグサ)とも呼ばれています。

さらに、「モグサ」として鍼治療のお灸に利用されたり、古来より民間療法として切り傷などの止血薬として用いられていました。

それでは、よもぎの効能と効果、よもぎ茶の作り方などをお教えしますね。

最後まで読んでくださいね。

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よもぎの栄養成分

100グラム中
カリウム(mg) 180
リン(mg) 100
鉄(mg) 4.3
銅(mg) 0.29
亜鉛(mg) 0.6
ナイアシン(mg) 2.4
パントテン酸(mg) 0.55
マンガン(mg) 0.48
ビタミンB1(mg) 0.48
ビタミンB2(mg) 0.43
ビタミンB6(mg) 0.08
ビタミンC(mg) 35
食物繊維(g) 7.8
葉酸(㎍) 190
βーカロテン(㎍) 0.48

 

よもぎには2つの強い抗菌成分が含まれている

・クロロフィル

・カピリン

 

クロロフィル・・・

草餅(クサモチ)を食べたことありますか?

よもぎを入れた草餅は、風味が豊かで、合成保存料や合成防腐剤などは一切使っていないのに、カビは生えず、傷まず、長持ちします。

 

しかも、
お茶にして飲めば、風邪もひかず、食あたりや下痢にも効果があり、熱冷ましや虫下しにもなり、血行もよくなるなどの効能があります。

 

その理由は、よもぎには良質の「クロロフィル(葉緑素)」が有効成分として含まれているからなのです。

 

ヨモギのクロロフィル(葉緑素)は、「浄血、造血、殺菌、血管拡張、抗アレルギー、脱臭、免疫力増強、発ガン抑制」など様々な効能があります。

 

カピリン・・・

2つ目の有効成分は「カピリン」という抗黴・抗菌成分。

 

カピリンは様々な菌に対して強い抗菌作用を持っていることが、明らかとなっています。

 

血液中の悪玉コレステロールを減らし、血管を若返らせるサポートに優れ、ドロドロの血液をサラサラにしますので、血圧を下げる作用も期待できると言われています。

 

また血液の循環が高まることで、体を温める作用にも優れ、「冷え性や肩こり」の改善も期待できます。

 

クロロフィル(葉緑素)、カピリンだけではなく、ポリフェノール、タンニンやビタミンなど、健康に良いとされる栄養素も幅広く含まれていることから、万能タイプの健康茶として人気があります。

 

よもぎの10の効能

・アトピー性皮膚炎の改善

・デトックス効果

・ダイエット・美容効果

・浄血・増血作用

・便秘を解消

・コレステロール値の改善

・貧血の予防

・体を温める効果

・リラックス・安眠作用

・がんの予防

 

 

・アトピー性皮膚炎の改善

よもぎには抗炎症作用があるため「皮膚のかゆみ」を沈め、きれいな肌への生まれ変わりを早めることができます。

最近では入浴用に乾燥させたものが販売されており、よもぎ風呂に入ることで治療ができます。

 

・デトックス*1効果

腹痛・健胃・下痢止めに用いて内服したり、葉を湯船に入れて体をあたためるなど、冷えにも効果があります。

利尿作用もあるので、体に蓄積した老廃物を体外に排出してくれます。

デトックス効果を高めるなら、7時~9時の間に飲むのがいいでしょうね。

 

・ダイエット・美容効果 

よもぎをは体を温め、血行が良くなったり、体内にたまった老廃物や脂肪を体外に排出してくれるので、エネルギーの消費が高くなります。

そして、よもぎ独特な香りが食欲を抑えてくれるので、ダイエット効果や美容効果が高いといわれています。

ホルモンバランスの乱れを整え、更年期障害や冷え性なども改善します。

 

・浄血・増血作用

よもぎにはビタミンK*2が多く含まれています。

ビタミンKは納豆に多く含まれているビタミンで、血液凝固に関わる成分で血液の造血を助ける効果があり、血液をサラサラにし、血液をきれいに保ってくれる効果があります。

また出血時には止血作用もあり、古くから治療薬草として用いられています。

 

・便秘を解消
よもぎは不溶性の食物繊維を多く含む植物。

食物繊維は腸内で体に不要な有害な物質を吸着し、体外へと排出してくれますので腸内の環境を良い状態に保ってくれます。

 

・コレステロール値の改善
よもぎの緑色の成分はクロロフィルという成分で出来ています。

クロロフィルは血液を作るヘモグロビンを増やす効果があり造血を助けます。

血液が体内を循環することで余分な悪玉コレステロールロールを吸着するため、コレステロールの値を下げてくれます。

 

・貧血の予防

止血効果が高く、古い時代から出産時の止血に使用されていたそうです。

止血効果に加え、血液の造血を助ける効果も合わせ持つため、貧血に大変効果があります。

 

・体を温める効果

冷え性の体質改善 入浴剤としても人気が高いヨモギですが、その理由は体を温める効果が高いからです。

体表面だけでなく体の芯から温まるので冷え性改善、肩こりからくる頭痛などにも効果があります。

 

・リラックス・安眠作用

よもぎには春を感じさせるようなさわやかな香りがあり、アロマとしての需要があります。

主な香りの成分はシネオール、αツヨンなどです。

シネオールは高ぶった神経を鎮静化しイライラ解消、安眠作用、利尿作用があります。αツヨンには高い殺菌・防腐効果があり、爽快感とリラックス効果をもたらします。

 

・がんの予防

トマトやカボチャなどと同じようにヨモギにもβカロテンが多く含まれ、緑黄色野菜に分類されます。

このβカロテンには抗酸化作用や免疫力を高める効果があることが知られています。

古い細胞や血液などを次々新しく生み出すのを助ける作用があり、常に若々しく保ってくれます。

βカロテンを含む野菜を多く摂取することでがん細胞が生まれにくくなると言われています。 

 

おいしいよもぎ茶の作り方

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1.急須やティーポット

急須またはティーポット一杯分のお湯に対し、茶葉は15gが目安

沸騰したお湯を注ぎ、3~4分ほど置くだけです。

茶葉は多めに必要ですが、短時間で淹れられてクリアな味わいを楽しめます。

 

2.やかんや鍋で煮出す

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やかんや鍋で煮出すときは、水1Lに対して茶葉大さじ1~2杯5~10g。

茶葉を入れたお湯が沸いたら弱火にし、約5分ほど煮出して完成です。

飲むときは、茶葉を茶こしなどで取り除いてから飲みます。

 よもぎを、お茶パックなどに入れておくと、茶葉を取り除く手間がはぶけます。

 

3.水出しよもぎ茶

水1Lに対してティーバッグ1袋(5g)を目安にします。

ボトルにティーバッグを入れ、1Lの内の200mlの水を沸騰させましょう。

沸騰させたお湯を注いでフタをし、5分ほど蒸らします。

時間が経ったら残りの水をすべて注ぎ、冷蔵庫で一晩置いたら完成です。

 

 保存方法

お茶パックに入れたものをいくつか作っておき、ジプロックなどの、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵や冷凍保存しておくと便利ですよ。

 

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最後に

よもぎは身近にある野草ですが、その効能にはすごいものがあります。

たとえば、デトックス効果です。

体内に溜まった有害な毒物を排出してくれるんです。

今日は、よもぎの栄養成分・よもぎの効能・よもぎ茶の作り方

を記事内で紹介させていただきました。

今日も読んでくれてありがとうございました。

 

*1:デトックス(detox)は、生理学的・医学的に生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させること 

*2:脂溶性ビタミンの一種である。ビタミンK依存性タンパク質の活性化に必須であり、動物体内で血液の凝固組織石灰化に関わっている。したがって欠乏すると出血傾向となり、また骨粗鬆症動脈硬化に関連していると考えられている。(Wikipedia)