もりもりです。
今日は梅干しについて調べてみようと思います。
食事のときに、梅干しは食べていますか?
学生のときは、
弁当やおにぎりにのときには
食べていましたが、
最近は食べなくなりましたね。
しかし、
梅干しは豊富な栄養が含まれていて、
多くのメリットがあります。
どんなメリット・デメリットがあるのか!
栄養素や梅干しの由来も紹介しますね。
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梅干しの栄養素
(100g中) | ||
---|---|---|
カロリー(㎉) | 33 | |
タンパク質(g) | 0.9 | |
脂質(g) | 0.2 | |
炭水化物(g) | 10.5 | |
カルシウム(mg) | 65 | |
リン(mg) | 21 | |
鉄(mg) | 1 | |
ビタミンA(mcg) | 7 | |
ビタミンB1(mg) | 0.02 | |
ビタミンB2(mg) | 0.01 | |
ビタミンB 6(mg) | 0.05 | |
ビタミンC(mg) | 0 | |
食物繊維(g) | 3.6 |
梅干しのメリット
①、消化を助けてくれる
梅干しの果実部分には高濃度(4~5パーセント)の有機酸が
含まれていて、すごく酸っぱいですが、
その酸っぱさが、またいちだんと食欲をそそってくれます。
白ごはんに梅干しがあれば、
お茶碗に2杯は食べれますね。
このすっぱい有機酸のおもな物は、
クエン酸・リンゴ酸・シュウ酸・フマール酸です。
これらは胃の中で胃酸の代役をはたしてくれるので、
低酸性や無酸性の人(老人に多い)には非常にいいです。
胃におけるタンパク質分解酵素ペプシンをも
活性化させてくれます。
梅干しの味を知っていれば、
梅干しを見るだけで唾液が出てきますよね!
これは唾液だけでなく、
胃液・膵液(すいえき)・胆汁などの
分泌をも連鎖的にうながし、総合的に消化作用を助けてくれるのです。
②、二日酔いに効果がある
お酒の飲みすぎて、利尿が過剰になり、
脱水・脱塩(脱ミネラル)状態になった二日酔いに効果がある。
梅干しの塩分は、胃の塩酸不足を補い、食欲を回復させ、
さらに欠乏状態におちいった体液の塩分補給に著効を表す。
アルコールを飲んだ後に梅干しとお茶漬けが良いのはこのためです。
また、梅干しに含まれるピクリン酸には、
肝機能を高める作用もあり、
二日酔いの解消にも加わっている。
③、毒性物質の生産を阻止する
梅干しの有機酸だけではないが、Lーアスコルビン酸(ビタミンC)をはじめ、
IPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という
多価不飽和脂肪酸の過酸化を防止し、
過酸化脂肪という毒性物質の生産を阻止する。
イワシやサンマ・マグロを食べるときには梅干しを食べておくとよいと
いわれるのは、このためです。
④、梅干しの有機酸には殺菌作用がある
胃の粘膜からは正常な人では強力な塩酸が分泌されており、
それによって食物とともに入ってきた雑菌をほとんど殺してしまうのであるが、
無酸症や酸欠乏症の人では、それが弱っている。
これに梅干しの酸が有効にはたらくのである。
梅肉エキスには、腸チフス菌・赤痢菌・ブドウ球菌・食中毒菌の発育を
完全に阻止してしまうというはたらきがある。
胃潰瘍や胃がんの原因とされているピロリ菌にもはたらくと思われる。
⑤、疲労を回復させる
梅干しの有機酸は糖質や脂肪酸の代謝の要となっている
クエン酸回路(TCA回路)に直接入って分解される。
このとき、血液中の疲労物質である乳酸やケト酸
(ピルビン酸・アルファケトグルタール酸)も一緒にまきこみ、
これらの代謝を円滑にして疲労を回復させるのである。
果物の有機酸も同じ。
⑥、クエン酸はカルシウムや鉄の腸からの吸収を促進させる。
⑦、便秘解消
梅干しは便秘。
その逆の下痢にも効きます。
この二面性を「梅干しの可逆性」といいます。
この点が、古来、薬用として漢方で重宝がられている理由の一つである。
⑧、貧血・風邪・咳止め・口臭予防などにも効果がある。
⑨、乗り物酔いに効果がある
梅干し1個で運転中の眠気を1時間解消してくれる説もある。
⑩、その他の効能
梅干しや梅酢・梅肉エキスは歯痛、頭痛、
めまい、腹痛、神経痛、リウマチ、いんきん、タムシ、水虫、わきが、
いぼ痔、こしけ、トリコモナス膣炎、
また、とげの刺さりなどにも効果がある。
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デメリット
①、梅干しの最大の欠点は、塩分が多いことですね。
大きな梅干し1個には1.0~1.5グラムの塩が含まれています。
食べ過ぎると、
塩分を取り過ぎ高血圧の原因になります。
②、青梅には、アミグダリンという青酸化合物が含まれています。
たくさん食べると中毒(下痢など)を起こします。
梅干しの由来
原産地は中国の四川省・河北省あたりで、
紀元前6世紀に栽培されていたともいわれています。
およそ2000年前の医薬古典『神農本草経(しんのうほんそうきょう)』には
梅の薬効が説かれています。
梅という言葉は熟実(ウムミ)からきたとか、
薬用梅実鳥梅から由来したとか、
いろいろいわれています。
『本草和名』には牟女、
『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』には
宇米(うめ)と書かれています。
また、宇梅とも書かれた。
梅は、いまなお栽培が極東に限られており、
食用にするのは日本と中国だけのようですね。
丹波康頼(たんばやすより)撰の『医心方(いしんほう)』
(永観2年、984)に梅干しの薬用が書かれています。
戦国の武将も、「喉の渇き」や「息切れ」をいやすために
携帯したといわれています。
しかし、梅干しが一般大衆に広く普及したのは、
江戸時代初期になってからです。
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まとめ
調べてみてはじめて知りました。
梅干しには、
すごい効能があったんですね。
ただ、
酸っぱくて食欲を促進させるだけかと思っていました。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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