もりもりです。
冬の果物といえば、みかんだと思いませんか。
寒い冬。
暖かいコタツに入って、食べるみかんは最高ですね。
暑い夏にも、すごく冷たい冷凍みかんもありますけどね。
みかんも当たりはずれがあり、すごく甘いのもあれば、水ぽっくてまずいのもあります。
買う時のみかんの選び方が大切ですね。
ほんとに、甘いみかんに当たれば嬉しいです。
みかんの栄養成分やメリット・デメリット!
そんな嬉しさが倍増する、甘くて美味しいみかんを選ぶコツと保存方法などをお教えしますね。
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みかんの種類
みかんの旬は10月~3月ごろ。
一般的に、みかんとは温州(うんしゅう)みかんのことををさしますが、広義ではみかん科のみかん属植物すべてを意味します。
みかんの種類を見てみましょう。
紀州みかん・金柑(きんかん)・ゆず・夏みかん・ざぼん(ぶんたん)・スダチ・タチバナ・ダイダイ・ハッサク・レモン・グレープフルーツ・ネーブル・オレンジなどがあります。
ようするに、柑橘(かんきつ)類のことなんです。
温州みかんの原種は、中国大陸の中部地帯にある温州市ですが、現在食べられている、温州みかんは日本で改良されたものなので、日本の特産物といっても良いのではないでしょうか!
温州市*1は昔からみかん類の産地なんです。
現在は中国でもこの温州みかんの栽培がさかんなようです。
みかんの栄養成分
(100グラム中) | 温州みかん |
---|---|
カロリー(㎉) | 46 |
タンパク質(g) | 0.7 |
脂質(g) | 0.1 |
炭水化物(g) | 120 |
カルシウム(mg) | 21 |
リン(mg) | 15 |
鉄(mg) | 0.2 |
ビタミンA(mcg) | 84 |
ビタミンB1(mg) | 0.1 |
ビタミンB2(mg) | 0.03 |
ビタミンB6(mg) | 0.06 |
ビタミンC(mg) | 32 |
食物繊維(g) | 1 |
みかんの効能
ほとんどの果物は果実よりも皮のほうが、栄養成分が多く含まれているようです。
品質を保持するためなのですが、農薬が使われています。
健康を考えるならば皮についた農薬をきれいに取るか、果実だけを食べるようにしましょうね。
ビタミンCの服用量が多く、温州みかんだと2~3個で1日に必要な量の半分以上がとれます。
とくに、スダチには100グラム中に110ミリグラムも含まれているのです。
スダチは、生食のほか、飲料・薬用とし、また砂糖漬け、その他菓子の材料・料理の調味にと幅広く利用されています。
しかも、ビタミンCは果肉よりも皮のほうが何倍も多く含まれているのです。
①、柑橘(かんきつ)類には、たくさんの種類がありますが、栄養学上の特徴の一つは、果実よりも皮を用いる種類もあります。
たとえば、ゆずの果実は酸味が強いので、果実酢として使用され、甘味・芳香のある皮は、「ゆず味噌」などに用いられています。
ダイダイも果実は酸味と苦味が強いので、そのままでは食用にせず、果実酢・マーマレード*2
および調味料、漢方薬の材料として利用されています。
ポン酢はダイダイの果汁で作ったのが最高にうまいですね。
金柑(きんかん)は、「キンカン皮食って実ほかせ」という言葉があるくらいで、果実よりも皮が重用されています。
酸味が強いですが、キンカンの砂糖の煮物は老人の咳や子供の麻疹(はしか)に効果があります。
夏みかんの皮もマーマレードにして食べると美味しいです。
柑橘類の皮はマーマレードにすると美味しいようですね。
②、みかんには適度の甘さと酸味があり、バランス良く風味を醸(かも)し出しています。
みかんの酸味はクエン酸がおもですが、クエン酸は腸の血行を良くしてくれます。
ビタミンCは、一種の酸であるとともに、過酸化物質の発生を予防し、老化やがんの抑制、さらには皮膚のシミやソバカスを予防します。
βーカロテンとともに肌に潤(うるお)いを与えます。
みかん類には、クエン酸のほか、リンゴ酸なども少量含まれており、疲労回復にも一役買っています。
③、皮にはテルペン類が含まれており、血管へのコレステロールの沈着を取り除き、動脈硬化を予防する。
テルペン類とは果皮の表面を外にして折り曲げると、飛び散る汁に含まれており、目に入ると痛いが、火に当てると花火のように燃える。
あの油がそれである。
④、βカロテン・ビタミンB郡・ビタミンEも含まれていると同時に、ビタミンPが多い。
とくにビタミンPは皮の白い部分に多いので、みかんを食べる時は白い繊維部をわざわざとって上品に食べない方が良いのです。
ビタミンPは毛細血管を丈夫にするビタミで、脳卒中の予防になります。
みかん類には、他の果物と同様カリウムが多く、利尿作用もあり、高血圧の予防に効果があります。
⑤、食物繊維の1つであるペクチンがあり、腸からコレステロールの吸収を調整し血中のコレステロールの上昇を抑え、また、腸内でナトリウムを吸着して排出を促します。
間接的に腎臓の働きを助け高血圧を予防する。
⑥、みかん類には抗変異性を示すオレアノール(サポニンの1種)が含まれており、ビタミンCなどとともに抗がん的に作用する。
⑦、陳皮(ちんぴ)*3と生姜(しょうが)を同じ分量を煮て煎(せん)蜂蜜や砂糖を加えて飲むと、熱や悪寒・のどの痛みなどにも効果があります。
そのほか、健胃・鎮咳(ちんがい)・消化不良・便秘・腹部膨満などにも良い。
また、陳皮をお風呂に入れると、体が芯から温まり、冷え性や神経痛にも効果があります。(薬品入りの入浴剤よりも安心して使えます)
みかんのデメリット
①、みかん類を食べ過ぎると、柑皮症(かんぴしょう)といって、手の平や足の裏が黄色くなります。
食べ過ぎると手が黄色くなるよって親に言われたことにですか?
②、みかん類とコーヒーは「食べ合わせ」が悪く、がんになりやすい。
ただ、みかん類だけがコーヒーに悪いということではなく、ビタミンCとコーヒーの組み合わせが悪いのです。
③、ビタミンCの多い食品やビタミンC剤と解熱鎮痛剤(アスピリン)を併用すると、壊血病になり吐血をする場合があります。
風邪にはビタミンCが良いといわれますが、解熱鎮痛剤(アスピリン)を飲むと出血傾向になります。
④、柑橘類は保存をよくするためにワックスが塗られていることが多いです。
とくに輸入物の柑橘類には強く塗られていると考えられます。
できるだけ国産品にしましょう。
⑤、みかん類は重みがあり、ヘタがしっかりしているものを選びましょう。
古くなったものは、ヘタが黒ずんでいます。
(参考:食べ物のメリット・デメリット、著者 川嶋昭司)
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おいしいみかんを選ぶコツ!
どんなみかんが美味しいか?
みかんを1個づつ指で押したり、もんだりしたことはありませんか?
美味しい食べ物を選ぶときには、見た目や硬さをすごく気にしますよね。
みかん選びも同じなんです。
色や形・肌がきめ細かさは、すごく大事ですね。
自分の経験もふまえて、おいしいみかんの選び方を紹介しますね。
・小ぶりのみかんのほうが甘みが強い
小さくて小ぶりなみかんは、そうでもないですが、大きなみかんは触った時にふかふかしているものがあります。
経験からすると、小ぶりな方が美味しいと思いますよ!
梨はおおぶりのものが美味しいようですけどね。
上の画像のみかんは、SSサイズです。
こんな小さいみかんを食べるのは初めてだったのですが、以外にも甘くて美味しかったですよ。
やはり、大きなみかんより、小ぶりの方が甘くて美味しいかも?
・ヘタが小さく緑色をしている
上の画像を見ると左のみかんのヘタの方が少し大きいですよね。
このヘタは小さい方が美味しいんです!
※、みかんのヘタは小さいものがおすすめです。
きれいな緑色をしており、軸が細いものを選びましょう。
・みかん皮全体が、濃いオレンジ色で、光沢がある
どんな果物にでも言えるでしょうが、色が鮮やかな方が美味しく見えます。
鮮やかなオレンジ色をしたみかんは、太陽をたくさん浴びた証拠になります。
その分、栄養もたっぷりなんです。
・触った感触
みかんは、箱売りやビニール袋に入っているものが多いので、売り物を1個ずつ触ることは出来ないでしょうが、傷めないように軽く数個だけ触ってみましょう。
それで、だいたいはわかると思います。
・皮が薄い
皮が薄いとむきにくいですが、美味いです。
皮がふかふかの方が、むきやすいですが、おすすめはできません。
皮が薄い方が美味しいです。
ふかふかのみかんを買っていたなら、それは間違いすぎです!
専門用語で「浮き皮」っていうそうですが、手を出してはいけないみかんナンバー1です。
みかんを買う時は皮が薄く実がしまっているものにしましょうね。
・きめが細かい
人は肌のきめが細かいほうがいいですけど、みかんも「きめが細かい」ほうが良いです。
人の肌と同じではありませんが、きめが細かいものを選びましょう。
みかんの表皮をじっくり見れば、つぶつぶがありますよね。
これを油胞といいますが、この油胞が多いみかんが「きめが細かいみかん」 です。
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みかんを長持ちさせる保存方法!
みかんは、冬の時期は気温が低いので、常温での保存(冷暗所)ができます。
保存期間の目安としては、2週間〜1ヶ月ほどです。
※、コタツの上や暖房が効いてる部屋に長時間置くのはNG!
ヘタを下にして、直射日光が当たらない涼しい場所で保存しましょう。
そのままでも保存できますが、1個ずつペーパータオルで包んで、風通しの良い場所で保存するともっと良い。
ダンボールで保存する
ダンボールで保存する場合は、底に新聞紙を敷き、蓋をあけた状態で直射日光が当たらない涼しい場所に置きましょう。
たまに上のみかんと下のみかんを入れ替えましょうね。
少しでも傷んでいたり、腐っているみかんがあれば、すぐに取り除きましょう。
冬季以外での保存方法
みかんは涼しい場所(3~8度)での保存が向いています。
冬季以外は「野菜室」で保存しましょう。
保存期間の目安は1ヶ月です。
冷蔵庫は乾燥しやすいので、1個ずつヘタが下になるように、ペーパータオルで包みましょう(ヘタを下にすることで、みかんが傷みにくくなります)。
1個ずつペーパータオルで包んだら、ポリ袋に入れ、口を軽く閉じましょう。
暑い季節に食べるなら冷凍みかんを作るのもいいかもしれませんね。
以上がみかんの保存方法です。
まとめ
みかんの栄養成分とメリット・デメリット。
美味しいみかんの選び方などを記事にしましたが、参考になったでしょうか。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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*1:中国,浙江省南東部にある市。人口112万(1994)。省直轄市で,海岸より甌江(おうこう)を20km余さかのぼった南岸にある港湾都市。付近の農産の集積地で,海路で上海・広州などと結ばれるほか,機械工業,工芸生産の基地でもある。ミカン,水牛,生糸,塑像,木彫などが特産品として有名。後漢の時,永寧県が置かれ,その後永嘉と改められ,晋の永嘉郡,唐の温州の治所として中国東南海岸で有数の都市であった。1876年(光緒2)の芝罘(チーフー)条約で開港されたが,位置的地形的条件から近代都市としての発達は遅れた。(コトババンクより引用)
*2:柑橘(かんきつ)類の果実に砂糖を加え,煮て作った,皮の薄片を含むゼリー状の食品。本来はマルメロを原料とし,名称もこれに由来。原料は日本ではナツミカン,ダイダイ,欧米ではオレンジ,グレープフルーツが主。ふつうのジャムと異なり適度の酸味や苦味があるのが特徴。パンに塗ったり,菓子の材料とする。(コトババンクより引用)
*3:みかん類の皮を天日でカラカラに干し上げたもの