もりもりです。
ナツメは中国では古くから食用とされており〝1日に3粒のナツメを食べると、一生老いない〟とまでいわれています。
あの、世界3大美女の1人である楊貴妃も好んで食べていたそうです。
ナツメは、中国北部から西アジアにかけてが原産の果実で、おもに中国や韓国で産出されています。
淡い黄緑色の実をつけ、熟すと濃い赤褐色になります。
中国や韓国では、市場やスーパーで手軽に買うことができるとても身近な果実です。
それでは
・ナツメの実はどんな実?
・ナツメの効能
・妊婦に対する効能
・ナツメに含まれるおもな栄養成分
・ナツメ茶は1日何杯飲むといい?
についてお教えしますね。
最後まで読んでくださいね。
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ナツメの実
ナツメの実は、中国や韓国では市場やスーパーで手軽に買うことができる乾燥させた実です。
ナツメは、1本の木にたくさんの実をつけます。
その実がたくさんつくようすから、韓国では古くから子だくさんや子孫繁栄を願ってナツメは婚礼や祭祀にはかかせないものなのです。
クロウメモドキ科ナツメ属の落葉広葉樹で、葉は卵型で光沢があります。
6月下旬ころに花が咲いた後に楕円形の実をつけます。
初めは淡緑色ですが熟してくると赤~赤褐色になります。
店で販売されているのは、乾燥させたナツメの実ですが、生でも食べることができます。
味はプルーンや干し柿に似た味で、最後に口の中に渋みが残る感じが気になるけど、食べれないことはないですね。
まあ、人の好みによるとは思います。
美味しいと思う人もいるけど、すごくまずいって思う人もいると思います。
乾燥ナツメをそのまま食べるのはやめた方がいいかもしれません。
メーカーにもよりますが、すごくまずいと思います。
ナツメの効能
・胃腸虚弱や冷え症
・貧血を予防(鉄分豊富)
・妊娠期から出産までに必要とされる栄養素がすべて含まれている
・アレルギー症状を緩和
・更年期の改善
・貧血予防
・むくみ予防
・高血圧を予防
・冷え症の改善
・鎮痛と鎮静(疼痛や腹痛など)
・発育を助ける
・便秘を解消
・体を温める効能
・強壮作用
・肝臓保護作用
・腎障害改善作用
・精神安定の効能
・サポニンの抗補体作用による免疫力の強化
など、ナツメには多くの効果が期待されています。
妊婦に対する効能
妊娠には、初期・中後期・出産後とその時期ごとに妊婦さんの体に変化が起きます。
・妊娠初期に必要な栄養素は「葉酸」「亜鉛」
・妊娠中期~後期には、「鉄分」と「カリウム」
・ 出産後に必要な栄養素は「鉄分」と「カリウム」
妊娠期から出産までのに必要とされる栄養素がすべて含まれているのが『ナツメ』です。
中国や韓国では〝子宝に恵まれる果実〟といわれるほどの果実です
ナツメに含まれるおもな栄養成分
ナツメは栄養価がすごく高くて、『鉄分・カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル、葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維』などが豊富です。
葉酸、鉄、食物繊維、薬膳効果、サポニン、について
葉酸・・・
ビタミンB群の仲間でビタミンB12とともに赤血球をつくるために必要な栄養素です。
またDNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促進し細胞の産生や再生を助けます。 胎児の正常な発達にとって重要であり、妊娠を希望する女性は妊娠前から産後にかけて十分な摂取が必要といわれています。
鉄・・・
体内に存在する鉄の多くは赤血球中のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンというタンパク質の構成成分であり、肺からとり込まれた酸素を全身に運ぶ重要な働きがあります。
不足すると鉄欠乏性貧血の原因となり、疲労感やめまい、息切れなどの症状をひきおこす可能性があります。
また貧血によって全身に酸素が行きわたらないことで思考力や記憶力の低下、運動機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。
食物繊維・・・
食物繊維は炭水化物から糖質を除いたもので、人の消化酵素では消化されない成分です。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して粘着性のあるゲル状となります。
糖質の吸収を穏やかにして血糖値の急上昇を抑える効果や、コレステロールなどを吸着して便と一緒に排泄します。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して膨張し、便の量を増やしながら腸を刺激して蠕動運動を促進します。
薬膳効果・・・
脾の働きを改善して胃腸の調子を整えます。気分が落ち込んだり、イライラする、不眠など、心身の疲れに効果があります。
乾燥ナツメは「大棗(たいそう)」という生薬として漢方薬にも利用されています。風邪症状や鎮痛鎮痙薬、健胃消化薬、止瀉整腸薬、精神神経用薬など、多くの処方に配合されています。
サポニン・・・
様々な植物に含まれるサポニンという成分は、余分な脂肪の蓄積を抑える効果があります。
また、サポニンの中でも様々な種類がありそれぞれ異なる効果を持ちますが、特になつめに含まれる「ジジフスサポニン」は、免疫機能を向上させてウイルスや菌から身体を守る働きをします。
ナツメ茶は1日何杯飲むのがいい?
ナツメには、糖質が多く含まれているので、1日に2~3杯程度にとどめておくのが良いでしょうね。
なつめ茶の作り方
まだ自分ではナツメ茶は作っていませんので、美味しく飲めるナツメ茶を作れたら紹介しますね。
まずは、業務スーパーで買った乾燥ナツメに書いてあるナツメ茶の基本的な作り方を紹介します。
自分の好みで作れば良いと思います。
たとえば、健康を考えてとか、甘いのが嫌いなら砂糖は入れなくてもいいでしょうね。
ナツメ茶の作り方(4人分)
本品(ナツメ20個)、水1L、ショウガ10片、砂糖大さじ一杯、
①ショウガは皮をむき、薄切りにしておく
②鍋やヤカンにすべての材料を入れ、中火で加熱する
③沸騰(ふっとう)したら弱火にし、約30分煮だせば出来上がり。
※お好みで砂糖の量を調整する
ナツメはどこで売っている?
基本的には普通のスーパーではあまり販売されていないようですね。
業務スーパーで買ってみました。
原産国にこだわりがなければ、業務スーパーの乾燥ナツメはお買い得だと思います。
ちなみに<楽天ランキング1位>も紹介してみました。
・カルディなどの輸入食品店
・業務スーパー
・成城石井や明治屋などの高級スーパー
・デパート(百貨店)
・漢方薬局
・中華食材店
・韓国食材店
・自然食品店
・富澤商店
などです。
業務スーパー の乾燥ナツメ
乾燥ナツメの実
業務スーパー のナツメチップ
楽天で人気のナツメ <楽天ランキング1位>
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ナツメの由来
中国では補血作用があると考えられ、古くから食用とされてきたようですね。
紀元前1100~770年ころ、西周時代(紀元前1045年 – 紀元前771年古代中国の周王朝の前半部分)には乾燥ナツメを使った醸造酒が作られていたようです。
日本には伝わったのは奈良時代 (奈良(奈良市)に都のあった710年(和銅3)から784年(延暦3)までの74年間)と考えられいて、平安時代に編纂された「本草和名(ほんぞうわみょう)」にはナツメの記述があり、薬として利用されていたようです。
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最後に
ナツメには鉄分が豊富なので貧血気味の人は、ぜひ食べると良いでしょう。
また妊婦さんにもすごく良いみたいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。