もりもりです。
ネギや玉ねぎは、スープにしてもおいしいし、いろんな料理に入れてもおいしいですよね。
玉ねぎは、辛みが強すぎる場合もありますが、栄養豊富でそのままサラダにしてもいいですね。
それでは
・ネギや玉ねぎの栄養成分
・メリット・デメリット
・ネギや玉ねぎの由来
・玉ねぎの辛みを取る方法
についてを教えしますね。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。
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ネギや玉ねぎの栄養成分
(100g中) | 白ねぎ | 玉ねぎ |
---|---|---|
カロリー(㎉) | 28 | 37 |
タンパク質(g) | 0.5 | 1 |
脂質(g) | 0.1 | 0.1 |
炭水化物(g) | 7.2 | 8.8 |
カルシウム(mg) | 31 | 21 |
リン(mg) | 26 | 33 |
鉄(mg) | 0.2 | 0.2 |
ビタミンA(mcg) | 1 | 微量 |
ビタミンB1(mg) | 0.04 | 0.03 |
ビタミンB2(mg) | 0.04 | 0.01 |
ビタミンB6(mg) | 0.11 | 0.16 |
ビタミンC(mg) | 11 | 8 |
食物繊維(g) | 2.2 | 1.6 |
メリット
1⃣甘味成分が多い
ネギや玉ねぎは、甘味成分も多くて、旨味も成分がたっぷり含まれています。
鍋物・スープなど、煮ても焼いても、また生で食べてもおいしいですね。
2⃣鎮痛・健胃・殺菌作用がある
ネギ類の揮発性成分(ねぎ油)には 鎮痛・健胃・殺菌の作用があります。
また、玉ねぎの鱗(うろこ(食用の部分))から取れた結晶物質には、黄色ブドウ球菌(食中毒の一種)やジフテリア菌などへの殺菌作用があります。
3⃣風邪や浮腫(むくみ)によい
漢方では、ねぎの白い部分を葱白(そうはく)といいますが、発汗剤や利尿剤として用いられ、風邪や浮腫によいそうです。
漢方医学では、「発汗・散寒・健胃・去痰(きょたん)・ 利尿・消化促進・神経系の興奮・血液循環の改善)によいとされています。
4⃣生活習慣病の予防
生活習慣病の予防に、ネギ類、とくに玉ねぎが注目されています。
玉ねぎを食べることで、脳梗塞(のうこうそく)の予防ができます。
玉ねぎには血管内の凝固をおさえて、できた血栓(けっせん)を溶かす物質が含まれているからなんですね。
その物質の一つをサイクロアリインといいます。
玉ねぎには、これに類した化学的物質が10種類ほど含まれているのです。
5⃣血圧を下げる
玉ねぎには、血液凝固抑制作用のほかに、体内にある血液上昇物質に対抗したり、
善玉 コレステロール(HDL-コレステロール)を増やしたり、腎臓からのナトリウム(食塩)の排出をして血圧を下げたりとする作用があります。
血糖値降下作用や去痰作用、発汗作用などもあります。
6⃣がんの予防・がん細胞をこわす
玉ねぎには、セレンが多く含まれていますが、、セレンは老化物質・発がん物質である「活性酵素」を無毒化する、グルタチオンペルオキシダーゼという酵素に必要な成分なのです。
玉ねぎには、白血球が作るTNF(腫瘍壊死因子)というがん細胞を壊すタンパク質を増加させる物質が含まれています。
この作用は、インターフェロンなどの抗がん剤にも匹敵するほどです。
ビタミンEとともに、活性酵素を追い払ってくれます。
7⃣咳・不眠症・鼻づまりに効果がある
ねぎの切片や、すり汁をかいだり、近くにおいたり、鼻につけたりすると良いです。
8⃣腰痛に効く
ねぎとしょうがを用いたシップ薬は、冷えが原因でなった腰痛に有効です。
9⃣便秘の予防や下痢止め効果
ねぎ類には食物繊維も 比較的多いので、便秘の予防や下痢止めとしても効果があります。
デメリット
1⃣ビタミンCが少ない。
青ねぎ以外はβーカロテンがほとんどなく、ビタミン類も少なく、とくに玉ねぎにはビタミンCが少ない。
2⃣胸やけや吐き気がする
胸やけや吐き気の原因は、アリシンと、ケルセチンという成分です。
ケルセチンとはポリフェノールの一種。
ケルセチンには、アンチエイジング効果や、ダイエット、デトックスに効果がありますが、筋肉を弛緩させる働きが、胃の筋肉にも影響し、その結果胃液が増えて、胃酸の逆流などが発生して吐き気を感じるのです。
3⃣口臭の原因になる
玉ねぎに含まれている硫化アリルは、酸化すると臭いの原因になるのです。
汗をかいた時に臭いが強くなるのも、この硫化アリルが原因なんです。
アリシンが口の中に残っていると、口のニオイとして感じてしまいます。
4⃣下痢や腹痛になる
玉ねぎを食べ過ぎると下痢を起こすことがあります。
下痢は腸内で食物の水分が吸収されずに、水分を多く含んだまま便になった状態です。
原因としては、腸のぜん動運動が活発になりすぎているからです。
玉ねぎに含まれるアリシンには、腸の働きを活発にするというメリットがありますが、
食べ過ぎると刺激が強くなりすぎてしまいます。
ネギや玉ねぎの由来
旬・・・
ネギ:9~4月ごろ
玉ねぎ:3~4生ごろ
ネギも玉ねぎも、ニンニクやニラとともにユリ科の植物です。
ネギは中国西部が原産地。
その地方に葱嶺(そうれい)という山脈があり、2200年前に栽培されていたといわれる、「本草和名」にも記載があり、古くから主要な野菜の一つだったとようです。
土中深く植えると、白い部分が多くなります。
栄養学上は青ねぎが白ねぎよりも勝っているそうです。
玉ねぎのほうはインド西北部から天山山脈の西部にかけてが、原産地だと考えられています。
ペルシアなどでは数千年前から栽培されていて、ローマでは、紀元前五世紀に栽培されていたといわれています。
エジプトでも6000年前に栽培されており、「神業」として尊ばれていたといわれる。
日本へは、江戸時代に南蛮船によって長崎へもたらされます。
ただ、現在の品種はアメリカから明治4年になってから入ったものだという。
玉ねぎの辛みを取る方法
●レンジでチンする
急いで辛みを取りたいときは、レンジで熱を加えます。
熱を通し過ぎるとシャキシャキ感がなくなるので注意が必要です。
●玉ねぎをヨコに切る
玉ねぎをタテではなく、ヨコに切ると、繊維が断ち切られるため空気に触れる面が多くなり、辛味成分が抜けやすくなります。
●流水でモミモミする
スライスした玉ねぎを大体20回くらい流水でモミモミして、水気を切ります。
●塩で揉む
スライスした玉ねぎを塩で揉み、流水で洗い流す。
●広げて空気にさらす
辛み成分のアリシンは、水だけではなく空気に溶けやすい性質を持っています。
広げて空気にさらすだけでも、辛みをとることができます。
まず玉ねぎをスライスし、スライスしたものを皿に広げて30分程度さらします。
ただ空気にさらすだけなので、栄養を損なわずに辛みが取れます。
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最後に
ねぎ・玉ねぎの効能はすごいですね。
食べ過ぎは良くないでしょうが、健康のためには毎日、食べたい野菜ですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。